中国語|単語の類義語使い分け
たくさんある同意語・類義語の
意味の違いと覚える必要性の有無を解説
たくさんある同意語・類義語の
意味の違いと覚える必要性の有無を解説
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中国語で「できる」を表現する場合、日本語では一つだけですが、中国語では助動詞の ”会”、”能”、”可以”、さらには可能補語など、様々な表現があります。
文法はとてもシンプルで覚えやすい中国語ですが、このような部分は少しだけややこしくてわかりにくいと思います。しかし、英語も同意語などはもっとたくさんあって、より複雑です。
中級を目指したいのなら、少しずつこのような違いと使い分けを覚えていくようにしたいものです。
さて、ここでは、まずは “会" と ”能” の使い分けを説明します。
これら2つの語は使う頻度が比較的多いので、使い分けるべき場面をしっかりと理解して、正しく使えるようにしていきましょう。
自分で努力したことで習得できたことに対して、「~ができる」と言い表す場合に使われる語。助動詞で動詞の前に置かれて、名詞を目的語とします。
例としては、
「英語が話せる」、「ピアノが弾ける」、「運転ができる」、「泳げる」など。
你会汉语吗?
nǐ huì hànyǔ ma
あなたは中国語ができますか?
我不会开车。
wǒ bùhuì kāichē
私は運転ができない。
3つのケースがあります。
2-1)条件が整って実現可能なことや、身体能力、あるいはものの機能や効能など、本来「習得」と関係のないことを言う場合。
明天下午 你能 来吗?
míngtiān xiàwǔ nǐ néng lái ma
明日の午後に来られる?
我的电脑 能 打中文。
wǒdediànnǎo néng dǎ zhōngwén
僕のパソコンは中国語を打てるよ。
2-2)その能力自体は「習得」したものであっても、文脈では「習得」とは関係がなく、客観的条件によって「できる」かどうかに関心がある場合。
今天 我要去 喝酒、不能 开车。
jīntiān wǒ yào qù hējiǔ、bùnéng kāichē
今日はお酒を飲みに行くので、運転はできない。
2-3)習得した能力がどのレベルに達しているか、具体的に計る場合。
我会 打字。一分钟 能 打一百个字呢。
wǒ huì dǎzì . yī fēnzhōng néng dǎ yī bǎi gè zì ne
私はタイプができる。1分間に100字打てるよ。
残念ですが、この2つの語は頻繁に出てくるし、自分でも使うことになるので、必ず覚えておく必要があります。
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